2015年11月21日

低気密高蓄熱その1…快適とは

低気密高蓄熱その1…快適とは  

 「次回から”高気密高断熱でなく低気密高蓄熱”の核心、なぜ低気密高蓄熱かについてお話を進めたい。」と言ってからしばらくたつ。
 この直後から「神明町の家」の建前に始まり、竹小舞掻きに荒壁掛けと続き、この話題から遠ざかっていたが、「神明町の家」も荒壁を乾燥させる為に、しばらくは作業も小康状態になった。

 で、”高気密高断熱でなく低気密高蓄”の話題に話を進めたい。

 このブログでは、快適性=放射熱>空気調和手法(エアコン)、エネルギー消費=放射熱>空気調和手法(エアコン)を説明したあと、放射熱について、さらに放射熱をベースとした低気密高蓄熱の有効性について述べたいと思います。

 まず、”高気密高断熱でなく低気密高蓄熱”の理解を深めるために、我々の暮らしを包む住まいの温熱的な”快適とは”どんな状態を言うかから進めたい。

 高気密高断熱その2(10/10)のおさらいをしてみる。 

 「私たちが”暑い””寒い”を感じるのは、各自それぞれの体感です、体感は、空気の温度(室温)、相対湿度、放射熱(輻射)、気流+着衣、代謝によって左右されますが、体感には個人差があり一律でないので、ある室の温熱環境を、”暑い”と感じる人もいれば”暑くない”と感じる人もいるわけです。」

 ここでは、温熱的な”快適とは”体感が大いに関与し、体感は空気の温度(室温)、相対湿度、放射熱(輻射)、気流、着衣、代謝の6つの指標に左右されるらしいことが述べられている。
 又、体感は個人差があるとも言っている。

 例えば東大建築学科の前准教授 によれば、人は、湿度が高い環境下では、汗が乾きにくく体温調整が困難になるから、許容できる気温(暑さ)が下がるらしい、この点は、経験から納得のいく話だ、さらに個人差のある代謝能力により、体温調整能力は左右されそうなことも想像がつく。

 さらに話題は次回に続く。


同じカテゴリー(健康・清涼な空気に包まれて)の記事
18時間後16.5℃
18時間後16.5℃(2016-12-02 21:28)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
低気密高蓄熱その1…快適とは
    コメント(0)