2016年07月26日
「掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ」のリフォーム版
「掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ」のリフォーム版
とある家のリフォームは今盛り、10畳と6畳の部屋を南北に分ける壁と物入れを取り払い、一室にする。
リフォームの目的は、中央部に背骨のように存在し、暮らしを南北に分断する廊下と壁を撤去して、文字どうり風通し(採光、見通し、通風、行き来、気持ち)を良くする事だが、同時に、現代の住まいの代名詞である石膏ボードやビニールクロスを一掃し
”土壁の出番”であることを叫んでみる。
で、左官のMさんがモックアップを作ってくれた、壁の木摺りを3分厚でスリットは4分、蓄熱を考慮して荒壁+漆喰=35mmで仕上げる予定。
土が木摺りの隙間に、十二分に食い込んでいるのわかる。
土は、ちょっと遠いけど渥美半島産の赤土を戻し、稲藁を入れて練り合わせると言っていた。
地元の材料使った資源循環に偽り有りと指摘されそうだが、需要が少ないと、残念だけど、サプライチェーンも壊れてしまうと言う事だ。
荒壁を掛ける時期は8月のお盆前あたりに成りそう、土塗りたい人、興味有るか方は、どうぞお越しください、大歓迎です。
掛川から”土壁の家を増やそう”の連絡先 090-3301-6145
info@shimizu-arc.jp
とある家のリフォームは今盛り、10畳と6畳の部屋を南北に分ける壁と物入れを取り払い、一室にする。
リフォームの目的は、中央部に背骨のように存在し、暮らしを南北に分断する廊下と壁を撤去して、文字どうり風通し(採光、見通し、通風、行き来、気持ち)を良くする事だが、同時に、現代の住まいの代名詞である石膏ボードやビニールクロスを一掃し
”土壁の出番”であることを叫んでみる。
で、左官のMさんがモックアップを作ってくれた、壁の木摺りを3分厚でスリットは4分、蓄熱を考慮して荒壁+漆喰=35mmで仕上げる予定。
土が木摺りの隙間に、十二分に食い込んでいるのわかる。
土は、ちょっと遠いけど渥美半島産の赤土を戻し、稲藁を入れて練り合わせると言っていた。
地元の材料使った資源循環に偽り有りと指摘されそうだが、需要が少ないと、残念だけど、サプライチェーンも壊れてしまうと言う事だ。
荒壁を掛ける時期は8月のお盆前あたりに成りそう、土塗りたい人、興味有るか方は、どうぞお越しください、大歓迎です。
掛川から”土壁の家を増やそう”の連絡先 090-3301-6145
info@shimizu-arc.jp
2016年07月23日
掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ…その一
掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ…その一
近年、土壁の木造住宅は馴染みが薄ので、今日は土壁の良いところをあれこれ上げて、”土壁の家を増やそう”を叫んでみる。
土壁は、防火性、遮音性、蓄熱性、吸放湿性、空気質、展伸性、可塑性など、建築関係者が後生大事にする建材なんぞ、足下にも及ばないほど優れた性質を持っている。
まずは、防火性能、では、防火性能ってどういう事だろう。
マイホームは長年の夢、いまもそうかは定かでない…が…マイホームでなくても住まいは、暮らしていく上で大切な友であることは間違いない。
だから何らかの原因で燃えてしまっては、その日から心労を友としなければ成らなくなるし、自分の命さえ危険にさらされかねない。
建築基準法では第一条に”…国民の生命、健康及び財産の保護を図り…”と法の目的をを謳い、建築物に耐火・準耐火・防火構造の技術的基準を設けている。
日本では、火災が起き、消し止められるまで、平均して30分~3時間かかるといわれている、だからこの時間の範囲で、燃えない、燃え広がらない、燃えて崩れ落ちない等の性能が要求される。
木造の場合、燃えやすい構造だとして、市街地などでは建築が制限されてきたが、最近土壁の木造も、一手間掛ければ防火や準耐火の性能を確保できるとの検証結果を受け、木造土壁の坊耐火の見直し=防火・準耐火の構造が示されている。
土壁は内部に水分を含んでいるので、壁が外から火炎にあぶられても、水分が抜けるまで室内の温度は上昇しない、一般的に言って、土内部が100度ぐらいまで上昇しないと内部の水分が抜けないという事になる。
「グラフ出展 大工塾 木造の耐防火性能資料p18 安井昇」
上図のグラフは、土壁等の耐火実験における時間と温度変化を表している、土壁(塗厚60mm、裏返しあり)の加熱後1時間たった時、土壁の加熱面の温度は900度に達しても、反対側は100度ほどだ、そろそろ内部の水分が抜け始める頃になる、柱際さえ燃え抜けなければ十分な防火の性能だ。
防耐火の面からみれば、土壁木造の家は、街中の密集地にふさわしい構造と言えるんじゃないかな。
掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ
近年、土壁の木造住宅は馴染みが薄ので、今日は土壁の良いところをあれこれ上げて、”土壁の家を増やそう”を叫んでみる。
土壁は、防火性、遮音性、蓄熱性、吸放湿性、空気質、展伸性、可塑性など、建築関係者が後生大事にする建材なんぞ、足下にも及ばないほど優れた性質を持っている。
まずは、防火性能、では、防火性能ってどういう事だろう。
マイホームは長年の夢、いまもそうかは定かでない…が…マイホームでなくても住まいは、暮らしていく上で大切な友であることは間違いない。
だから何らかの原因で燃えてしまっては、その日から心労を友としなければ成らなくなるし、自分の命さえ危険にさらされかねない。
建築基準法では第一条に”…国民の生命、健康及び財産の保護を図り…”と法の目的をを謳い、建築物に耐火・準耐火・防火構造の技術的基準を設けている。
日本では、火災が起き、消し止められるまで、平均して30分~3時間かかるといわれている、だからこの時間の範囲で、燃えない、燃え広がらない、燃えて崩れ落ちない等の性能が要求される。
木造の場合、燃えやすい構造だとして、市街地などでは建築が制限されてきたが、最近土壁の木造も、一手間掛ければ防火や準耐火の性能を確保できるとの検証結果を受け、木造土壁の坊耐火の見直し=防火・準耐火の構造が示されている。
土壁は内部に水分を含んでいるので、壁が外から火炎にあぶられても、水分が抜けるまで室内の温度は上昇しない、一般的に言って、土内部が100度ぐらいまで上昇しないと内部の水分が抜けないという事になる。
「グラフ出展 大工塾 木造の耐防火性能資料p18 安井昇」
上図のグラフは、土壁等の耐火実験における時間と温度変化を表している、土壁(塗厚60mm、裏返しあり)の加熱後1時間たった時、土壁の加熱面の温度は900度に達しても、反対側は100度ほどだ、そろそろ内部の水分が抜け始める頃になる、柱際さえ燃え抜けなければ十分な防火の性能だ。
防耐火の面からみれば、土壁木造の家は、街中の密集地にふさわしい構造と言えるんじゃないかな。
掛川から”土壁の家を増やそう”を叫ぶ
2016年07月20日
産業廃棄物
産業廃棄物
僅か面積約52m2の住宅リフォーム工事で発生した木片類、石膏ボード、金属等のゴミの山。
木片3.5m3×2箱、廃プラ・金属・繊維(ビニールクロス)・ガラスクズ3.5m3×2箱、石膏ボード1.5m3×1箱、その他アルミサッシ、グラスウールなどの産廃
・木片は木くずとして中間処理場に送られて、粉砕され汚泥に混ぜて最終処分場で埋め立てる。
・廃プラ・金属・繊維(ビニールクロス)・ガラスクズは、中間処分場で分けられて(廃プラ、金属等に分けて)最終処分場に送られて埋め立てる。
・石膏ボードも、中間処分場でクロスと石膏ボードに分けられて最終処分場にて埋め立て
・アルミサッシは唯一再利用されるので有料で買い取ってくれる。
建築廃材が産業廃棄物として大量に処分されている、華やかな?工事現場の陰では、確実にゴミが後の世代の負の遺産として送り出されている現実。
僅か面積約52m2の住宅リフォーム工事で発生した木片類、石膏ボード、金属等のゴミの山。
木片3.5m3×2箱、廃プラ・金属・繊維(ビニールクロス)・ガラスクズ3.5m3×2箱、石膏ボード1.5m3×1箱、その他アルミサッシ、グラスウールなどの産廃
・木片は木くずとして中間処理場に送られて、粉砕され汚泥に混ぜて最終処分場で埋め立てる。
・廃プラ・金属・繊維(ビニールクロス)・ガラスクズは、中間処分場で分けられて(廃プラ、金属等に分けて)最終処分場に送られて埋め立てる。
・石膏ボードも、中間処分場でクロスと石膏ボードに分けられて最終処分場にて埋め立て
・アルミサッシは唯一再利用されるので有料で買い取ってくれる。
建築廃材が産業廃棄物として大量に処分されている、華やかな?工事現場の陰では、確実にゴミが後の世代の負の遺産として送り出されている現実。