2012年04月21日

K邸(谷の口の家)始まる

「時ノ寿 Standard 木組の家」 

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。

K邸(谷の口の家)始まる。     

 K邸が、6月から着工することになった、設計は12月に終了し、確認も12月中に申請し、下りていた。
 いつ着工しても良い状況だったが”時ノ寿・Standard・木組の家”の仕様に習い、金物はいっさい使わず、伝統的な仕口・継ぎ手で全て手加工、さらに大工は一人。

 そして、このK邸は時ノ寿の森の若木(材齢40年ぐら)活用をテーマとしているて、時ノ寿材も半端でない量であったっため、いつになく加工時間がかかり今日を迎えた。





 形状が複雑なので、赤い線で構造体同士力を伝達させないように縁を切っている



 思い出せば、加工場に運び込びこまれたの

昨年の2月、当初は含水率(50%~60%あった)も高く、かなりずっしと重かった材も、1年と2ヶ月加工場で乾燥期間を過ごしたので、持ち上げても楽に持ち上がられるようになった、今は計測すれば30%を少し下回るだろう。
 
 確かに、30%以上の未乾燥材と20%程度の乾燥材を比べた場合、未乾燥材は乾燥材に比べ、リープたわみは2.5倍高く、曲げ強さや縦圧縮強さは10%ほど低い。

 でも、乾燥状況を必要とす時期は、検査時や加工場に運ばれた時でなく、左官工事を始める時だったり、住み始める時だから、今、含水率に神経を使う必要がない。

 
 ともあれ、谷の口の家は、”時ノ寿・Standard・木組の家”の輝ける第一弾、二軒目はすでに竣工を迎えているだけに、感慨も深い。
  

Posted by pasarela at 17:39Comments(0)谷の口の家