2019年07月20日

地域型住宅グリーン化事業採択

地域型住宅グリーン化事業採択



2019年度の地域型住宅グリーンジ化事業に「掛川の風景を創る会」が提案する「時ノ寿木組みの家」が採択されました。

地域型住宅グリーン化事業において補助の対象となる、木造住宅・木造建築物は以下の通りです。
(1)長寿命型(長期優良住宅:木造、新築)
(2)高度省エネ型(認定低炭素住宅又は性能向上計画認定住宅:木造、新築)
(3)高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅:木造、新築・改修)
(4)省エネ改修型(省エネ基準(既存)を満たす住宅:木造、改修)
(5)優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物(非住宅):木造、新築)
 
 上記のうち、掛川の風景を創る会の提案する「時ノ寿木組みの家」は、長寿命型と省エネ改修型が対象になり,補助金額は
  長寿型 110万円/一棟、省エネ改修型 50万円/一棟


 域型住宅グリーン化事業の本来の目的は、
 地域にいおける木造住宅の生産体制の強化、質高い住宅の供給にあるため、採択は事前にグループで申請します、よってグループ構成員の工務店の施工が要件です、このため構成員の工務店は普段より質の高い住宅の供給に取り組んでいます。
もっと詳しき知りたい方は

  ・長寿命型実施支援室
  ・住宅の補助金・減税・優遇制度オールガイド 2019


ちなみに
 「時ノ寿木組みの家」は掛川の木を使い、深い軒・土壁・三和土で住まいを整え、立体通風、多面採光、日射遮蔽と取得、蓄熱と蓄冷による健康的な空気質の住まいを目指している「土壁+木組みの家」です。


問い合わせ  掛川の風景を創る会事務局 清水建築工房一級建築士事務所 0537-27-0576 info@shimiuz-arc.jp  

2018年09月12日

新築住宅の補助金(グリーン事業)inn掛川

 平成30年度:地域型住宅グリーン事業・長寿命型の対応住宅に補助(最大110万円)
 「掛川の風景を創る会」は今年度も地域型住宅グリーン事業に採択されました。




 地域型住宅グリーン化事業とは、各地の木造住宅生産に関わる事業者が、省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅を提案したグループに対して、国土交通省が採択し、支援(補助金交付)するという事業。(*1)

 尚、補助金交付申請にあたっては、国土交通省より採択通知を受けたグループに所属する工務店の施工が対象となるのでご注意ください。

 「掛川の風景を創る会」は施工者5者、原木供給2社、製材3社、設計者2者で構成しています、事業では建材流通業者も求められたが、建材流通業者を含まないことで流通のコスト(バカにならない)を抑え、住宅の原価を高めることを意図している。

(*1)
「掛川の風景を創る会」は時ノ寿木組みの家:貫と土壁、木の特性を活かした渡り腮構法の粘りり強さを基本とした木組みの家を提案しています。
  

2015年10月07日

平成27年度事業 地域型住宅グリーン化事業

平成27年度事業 地域型住宅グリーン化事業

平成27年度事業 地域型住宅グリーン化事業・長寿命型で採択されましたが、現在1棟分空きがあります。

 新築住宅で面積が75m2以上、平成27年12月までに工事契約することが条件です。

 経済動向も先行き不鮮明な中、年末までに、拙速に、新築住宅の請負契約を促すことには批判もあるかと思います、120万で釣っていると思われる方もいるかもしれませんので一言申し添えます。
 
 「掛川の風景を創る会」では、平成27年度事業地域型住宅グリーン化事業の応募し、”時ノ寿木組みの家”というブランドで長寿命型が採択されましたが、未だ1棟空きがあり、このままでは補助金を返上することになります。





時ノ寿木組みの家の提案内容はこちら→→掛川の風景を創る会  

2013年08月07日

平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受ける  

「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受ける 



平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受けました。  
 http://www.chiiki-brd.jp/home/adoption/tabid/53/index.php#中部

 この事業は、将来にわたって継続可能な、地域における木造住宅生産・維持管理体制の強化を図るのが目的、
資材供給から設計、施工までの過程に携わる事業者が連携し、地域資源を活用して気候、風土に合った良質で特徴的な長期優良住宅の「地域型住宅」を供給する取り組みを支援するもので、一棟あたり、工事費の10%以内で100万円を上限に補助される制度です。


 昨年に引き続いての採択です。

 地域型住宅のブランド名は「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと連携した山の再生。
木材コーデイネーターのコーデイネートによる構造材の直接契約。
掛川協働方式による家造り。
伝統的な建築の知恵と工夫を現代に生かした木組みの架構やパッシブデザイン。
小舞土壁など施主参加

などなど、家づくりの楽しさ満載の木組みの家です。




 8月中に、地域型住宅ブランド化事業「時ノ寿木組の家」の説明会を開催予定です。
手応えのある、記憶に残る家づくりに取り組みたい方どうぞご参加ください。
  

2012年08月15日

時ノ寿・木組の家譚

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。


時ノ寿・木組の家譚   

 このほど”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”が地域型住宅ブランド化事業(国土交通省:提案した内容で住宅を建設した場合には、対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ対象住宅1戸当たり120万円を上限として補助される)に採択されました。 \(^▽^)/

 ”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”は、清水建築工房とNPO法人時ノ寿の森クラブとの協働提案ですが、森林・里山再生、地域再生に取り組むNPOが、今回のような事業に参画することは珍しいのではないかとも思う。


 そこで、このブログでは、その経緯と”時ノ寿・木組の家(木材コーデイネーターが繋ぐ木組の家)”仕組みや特徴について記していきたいので、是非読んでください。



時ノ寿・木組の家譚・プロローグ



 掛川在住の松浦さんは36年前の昭和50年に廃村となった村の最後の住人、「人の去った里山は荒廃する」という、当然だが悲しい現実を目の当たりにした当事者でもある。
 その里山とは「時ノ寿の森」と呼ばれ、太田川の支流である倉真川の源流部を含む25haほどのエリアをさす。
 

 ”源流部の森林の荒廃は、海までつながる流域全体に影響が広がり、ひいては後世まで大きなツケを残すことになる”そんな危惧を抱いた彼は「未来の子供達に豊かな森を引き継ぐ」ことを活動の理念に据え、賛同する有志を募り、里山・森林・地域再生に取り組む「時ノ寿の森クラブ」を平成17年に設立した。
 
 その後、「時ノ寿の森クラブ」は、拡大した会員数や事業に対応し、明確な組織として社会的使命を広げていくために、NPO法人格を得て「NPO法人時ノ寿の森クラブ」となった。


 続く。
  

2012年08月08日

時ノ寿木組の家が地域型住宅ブランド化事業に採択される。

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。

時ノ寿木組の家が地域型住宅ブランド化事業に採択される

 地域型住宅ブランド化事業に時ノ寿の森と共同提案した時ノ寿木組の家(木材コーデイネータが繋げる木組の家)が採択された。
 提案した内容で長期優良住宅を建設した場合には、対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ対象住宅1戸当たり120万円を上限として補助される、詳しくは 地域型住宅ブランド化事務局のHPへ。

 この事業の目的は、山、原木供給者、流通業者、製材、工務店・大工と設計者がグループを構成して山と消費地を繋げ、低迷する国産材の活用促進を図る。
 そのために
 ・グループで気候風土や街並みとの調和を掲げた地域型住宅の具体像を示すこと。
 ・地域材の供給、加工、設計(規格・仕様)を共通ルール化し一定以上の性能と品質を担保すること。
 ・グループ内で研鑽の場を設け、技術や知識のレベルアップに努める。
 ・保守管理策を具体的にして、長期に渡り住宅の品質の確保に努める。

などを採択の条件として揚げている。


 一方真の目的は別にあるとも言われている。
 住宅業界では近年、新築の着件件数が大幅に減り、さらに少なくなった市場は大手ハウスメーカーに席巻されて、地域の青息吐息の大工・工務店は青息吐息の状態、設計事務所とて状況は変わらない。
 
 大手ハウスメーカーが市場を独占しつつある理由の一つに技術情報の非対称がある、差最新の知見に伴う技術情報や修得には大きな差ができてしまっている。
 国の住宅政策は、景気浮揚としての住宅業界、フロー型からストック型へ移行している、品格法や長期優良住宅はその流れだ、だが国が旗を振るほど業界は動けず、品格法や長期優良住宅は地域の大工・工務店にはハードルが高すぎ現状がある。

 しかし住宅のフロー型からストック型は避けられず、その意味でもグループ化を図り全体の底上げを図りたいという思惑があるようだ。

 本日、正式に事務局より通知が届いた、提案段階で戸数5申請したが決定は2戸だった。

今日から2戸(要件としては24年度中に着工すること)募集します。

ともあれ、時ノ寿木組の家が採択されたことは、従来の住宅供給の仕組みによらない”時の寿木組の家”をアピールする意味でもうれしい限りです。