2012年04月17日

震度6強の地震に耐えられるか…全壊率テーブル

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。


震度6強の地震に耐えられるか…全壊率テーブル

「阪神・淡路大震災」と同様に震度6強の地震が発生したら、建物はどのような被害を受けるのか。

 内閣府「東南海・南海地震防災対策に関する調査報告書」2004年の作成した、「木造建物の全壊率テーブル」を見てみよう。

震度6強の地震に耐えられるか…全壊率テーブル

 ■震度6強(6~6.5未満)震度の地震が発生場合(震度は阪神大震災のJR鷹取で計測した6.48)
・新築年(新耐震:昭和56年以降)……全壊率15%
 ・旧築年(昭和36年~55年)……全壊率62%

 震度6強の地震に耐えられるか…全壊率テーブル
 ※日本建築学会1995年兵庫県南部地震災害調査速報より出典 
  
 
この数値は、地震動の主成分がキラーパルス(周期1秒~2秒)かどうか不明なので、主成分がキラーパルスだった阪神淡路大震災型だと、さらに全壊率が高くなる可能性がある。 
 図からも読みとれるように、震度7でも計測震度6.8だと倒壊率は40%になる。

 しかし、「建築基準法の、新耐震(昭和56年以降)基準では、建物が震度6強の地震では倒壊しないことを求めているが、震度7については基準がない。」と言われれば、誰もが”えー!、本当!”と驚かれ、”じゃどうすんだよ!”と膝を乗り出すしょう。

 その答えは次号で探ることにします。


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