2013年08月12日

猛暑の夜に思う

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


猛暑の夜に思う    

 立秋を迎え、そろそろ秋の気配もと、ほのかな期待も、裏切られるほどの猛暑。
日が落ちてなお、むっとした暑気をまえにして、大汗と共に滴り落ちてしまいます。

  
 10日、11日は日本列島の広い範囲が太平洋高気圧に覆われ、各地で最高気温35度を超える厳しい暑さとなったが、我が家も暑い暑い2日間で、昨夜は、日中の暑い空気で室内の壁や床は暖められ、風もないでいて、熱を逃がすすべが無く、陽が落ちても暑いまま。


 いつもなら夜間の風が室内の熱を奪い去り、ひんやりとした空気に包まれるのに、全然だめ。

そこで夜8時頃、庭に内水、消灯し(省エネ的に多灯照明としているので、10Wの照明一灯でほんのり明るさ確保、全般照明は省エネに反する)、窓全開(網戸も開ける:猛暑だと蚊もでなくなる)して約1時間。
 やっといつもの穏やかで、ひんやりした空気に包まれた。


ちょっと温度を測定してみた、PM8:00時点での壁の温度は平均27.4度(測点4カ所)、天井の温度は31度。
 1時間後の壁の温度25.6度、天井は27,8度となった。
 わずか2度されど2度で、室内温熱環境は劇的に変化した。


 最近の夏は暑すぎると感じている人は多いのではないか、エネルギー問題がからむ中、夏をどう過ごすかが暮らしの質を決めるポイントになるつつあること実感。

 
 「住まいの作りは、夏を旨とすべし」

日本の夏は暑くて過ごしにくいことは先人も承知の上で、日本の住まいには、夏を気持ちよく過ごす工夫と知恵が満載だが、昨今の日本人は、異常ともえる暑さに少々バテ気味だ。


 この二日間の猛暑の室温測定を行っている、2棟とも温熱等級4の省エネ住宅で、土壁の家(Q値2.68)と土壁でない家(Q値2.67)。
 どんな結果で、どんなコメントを伺えるか楽しみだ。


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