2018年05月12日

木の避難所間仕切りデビュー

木の避難所間仕切りデビュー

避難訓練で、地元の木を使った避難所間仕切りを実際に組み立ててみました。

 例年、掛川市立栄川中学校では、1泊2日の避難所体験学習を実践しています。
目標として、下記の事項を掲げています。 
 ・「防災に対する意識を高め、避難所での様々な知識と技術を身につける」
・様々な関係者(友人、住民、行政)と積極的に関わり、コミニュケーション力を高める
           (避難所生活体験学習冊子より抜粋)


 今年は5月10日~11日にかけて行われ、栄川中学の1年生と教職員、中学校学区の防災委員、掛川市役所危機管理課の職員など80余名が参加して開催された。


 何処の地域でもそうだと思いますが、大規模な災害が発生したとき、地域住民の避難所は学校・体育館になる場合が多く、ここ東山口地区でも、栄川中学校が、寝泊まりは体育館がメーン施設となります。

”避難所生活をイメージしてみましょう。
 災害に遭遇した時、直後は、誰もが恐ろしさと不安とで一杯になりますね、大規模災害などで、避難生活が長引けば、さらにストレスは増大します。
 特に、多くの人々が同居している体育館などの避難所では、四六時中他者の視線にさらされるというプライバシーの無さは耐えられない環境だと思います。”

 そんな状況の改善策として、空間を簡易的に間仕切り、視線を遮る方法が考えられます、 そして、避難所の間仕切りとしては、軽くて、簡単に組み立てられて移動可能という点が重要です。

カーテンは各自持ち寄る

下 内部(手前4畳:4人用、奥2畳:2人用)、2畳と4畳の境もカーテンで仕切る。



 掛川の風景を創る会は、地元の掛川の木でつくった間仕切りを提案しますが、今回、実践の場を得る事ができ、避難所生活体験学習で組み立て活用してみました。

 結果、いくつかの弱点も露わになりました、特に、1ユニット同士の連結材がやわく破損しやすい事、組み立て途中に折れてしまい、急遽、紐で補強せざるを得なかったなどなど。
 
”気持ちよく寝れたよ” 生徒の感想に握り拳!。

 
普段は木のジャングルジムとして活躍

  

Posted by pasarela at 17:15Comments(0)防災への取り組み