2013年08月20日

処暑に

「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


 処暑に

 立秋も過ぎた…のに猛暑…月遅れのお盆もすぎた…のに極暑…そしてそろそろ二十四節気の処暑。
 処暑といえば、暑さも一休みの時期な…のに酷暑…今日も日中34度を超した。
連綿と続いた日本の歴もそろそろ変えねばならないかも、いつまで続くのだろうか。


 さて、今日の話題は夏の住まいでの過ごし方、最近の住宅は冬への対処は、おおむね合格点(一次エネルギー消費量を無視すれば)だ。

 蒸し暑い日本、やはり夏の過ごし方、いかに快適に、省エネで過ごすことができるかが焦点となるだろう。

 一次エネルギー消費量を無視すれば、猛暑でも暑さを和らげることはできる、しかし、それを保証する化石燃料は減少を続け、化石燃料に頼る無謀な暮らしや経済の成長は、地球の温暖化に貢献こそすれ、これまでのように暮らしを豊かにしないだろうという予測もある。


IEA(国際エネルギー機関)の予測(World Energy Outlook 2012

下から 濃い青:既存の在来型油田 少し薄い青:今後開発予定の油田 水色:今後発見される油田 藤紫:天然ガス  濃い紫:非在来型油田(オイルサンド、深海油田など
深紫:シェールオイルの生産量

 グラフにもあるように、在来型の油田(露天掘りできわめて生産効率が良い)の生産量は減少を続けている。
 今後開発予定の油田や今後発見される油田は、大陸棚だったり、地中深かったりで、生産性は悪いことが予想される、これは化石燃料の高騰に繋がり、暮らしを直撃し、経済成長の足を引っ張るだろう。

 
 話が脱線したが、夏心地よく過ごす住まいの断熱性能はいかにあるべきか、この地球温暖化にも直結死そうな住まいの実測データを本日回収、今集計中、次回報告。


 また立ち寄ってください。  

2013年08月12日

猛暑の夜に思う

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


猛暑の夜に思う    

 立秋を迎え、そろそろ秋の気配もと、ほのかな期待も、裏切られるほどの猛暑。
日が落ちてなお、むっとした暑気をまえにして、大汗と共に滴り落ちてしまいます。

  
 10日、11日は日本列島の広い範囲が太平洋高気圧に覆われ、各地で最高気温35度を超える厳しい暑さとなったが、我が家も暑い暑い2日間で、昨夜は、日中の暑い空気で室内の壁や床は暖められ、風もないでいて、熱を逃がすすべが無く、陽が落ちても暑いまま。


 いつもなら夜間の風が室内の熱を奪い去り、ひんやりとした空気に包まれるのに、全然だめ。

そこで夜8時頃、庭に内水、消灯し(省エネ的に多灯照明としているので、10Wの照明一灯でほんのり明るさ確保、全般照明は省エネに反する)、窓全開(網戸も開ける:猛暑だと蚊もでなくなる)して約1時間。
 やっといつもの穏やかで、ひんやりした空気に包まれた。


ちょっと温度を測定してみた、PM8:00時点での壁の温度は平均27.4度(測点4カ所)、天井の温度は31度。
 1時間後の壁の温度25.6度、天井は27,8度となった。
 わずか2度されど2度で、室内温熱環境は劇的に変化した。


 最近の夏は暑すぎると感じている人は多いのではないか、エネルギー問題がからむ中、夏をどう過ごすかが暮らしの質を決めるポイントになるつつあること実感。

 
 「住まいの作りは、夏を旨とすべし」

日本の夏は暑くて過ごしにくいことは先人も承知の上で、日本の住まいには、夏を気持ちよく過ごす工夫と知恵が満載だが、昨今の日本人は、異常ともえる暑さに少々バテ気味だ。


 この二日間の猛暑の室温測定を行っている、2棟とも温熱等級4の省エネ住宅で、土壁の家(Q値2.68)と土壁でない家(Q値2.67)。
 どんな結果で、どんなコメントを伺えるか楽しみだ。
  

2013年08月07日

平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受ける  

「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受ける 



平成25年度地域型住宅ブランド化事業採択受けました。  
 http://www.chiiki-brd.jp/home/adoption/tabid/53/index.php#中部

 この事業は、将来にわたって継続可能な、地域における木造住宅生産・維持管理体制の強化を図るのが目的、
資材供給から設計、施工までの過程に携わる事業者が連携し、地域資源を活用して気候、風土に合った良質で特徴的な長期優良住宅の「地域型住宅」を供給する取り組みを支援するもので、一棟あたり、工事費の10%以内で100万円を上限に補助される制度です。


 昨年に引き続いての採択です。

 地域型住宅のブランド名は「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと連携した山の再生。
木材コーデイネーターのコーデイネートによる構造材の直接契約。
掛川協働方式による家造り。
伝統的な建築の知恵と工夫を現代に生かした木組みの架構やパッシブデザイン。
小舞土壁など施主参加

などなど、家づくりの楽しさ満載の木組みの家です。




 8月中に、地域型住宅ブランド化事業「時ノ寿木組の家」の説明会を開催予定です。
手応えのある、記憶に残る家づくりに取り組みたい方どうぞご参加ください。
  

2013年08月01日

「NPO法人時ノ寿の森」が寄付対象団体となる。

「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


 木材利用ポイント 

何の脈略も無いように思われるが、まず、日本の各種の自給率をみてみる。
 関心高いエネルギーや食料の自給率は知っていても、木材の自給率の現状を知っている方は、業界関係者ぐらいかもしれないが、以下の通りです。

 食料自給率(カロリーベース)   40%(H21年度)
 エネルギー自給率         4.1%(H20年度
 木材自給率            27.8%(H21年度
今日の話題は木材自給率を高め、併せて森林に対する国民の関心を深めることに繋がる林野庁の事業、木材利用ポイントにまつわるアレコレ。



■「NPO法人時ノ寿の森」が寄付対象団体となる。 



 木材利用ポイント制度の詳細は「木材利用ポイント」>をみてくいただくとして、木材利用ポイント事業は、地域材の適切な利用により、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止及び循環型社会の形成に貢献し、農山漁村地域の振興に資することを目的としています。

 よって付与されたポイントは、以下に記すように、農林水産業の商品やサービスと共に、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止及び循環型社会の形成に貢献する活動を行っている団体等への寄付行為も対象となっています。

 NPO法人時ノ寿の森クラブも今回、活動が評価され、寄付対象団体として登録されました。→森づくり・木づかい寄付を行う団体http://mokuzai-points.jp/cgibin/search/item/bo_detail/K062


木材利用ポイントの交換

(1) 交換できる商品及びサービス
ア 地域の農林水産品等(加工食品及び伝統工芸品を含む。)
イ 農山漁村地域における体験型旅行
ウ 商品券
・全国商品券・プリペイドカード(事務局が別に定める食品・食事券を除き、森林づくり・木づかい活動に対する寄附を行うものに限る。)
・地域商品券
エ 森林づくり・木づかい活動に対する寄附
オ 被災地に対する寄附
カ 即時交換(木材利用ポイントの発行対象となる工事によって取得した木材利用ポイン  トを、当該工事を行った登録工事業者が当該工事と一体的に実施する別の木材を使用  した工事等の代金に充当すること。
  

Posted by pasarela at 18:20Comments(0)時ノ寿の森