2013年02月28日

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「冬季の温熱調査の分析結果1:考察その2 「時ノ寿木組の家」

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案


「冬季の温熱調査の分析結果1:考察その2 
       快適な環境は輻射熱のコントロールにあった



 快適な温熱環境は、先の6つの要素で決まるが、一番重要な要素は輻射熱のコントロールだと最近思う。 
 輻射熱とは、いわゆる電磁波のことで、我々の廻りにある電磁波は、可視光線、紫外線、放射線などが有るが、同じく輻射熱も電磁波。

 身の回りにあるすべての物質(私たち自身も含め)は電磁波=輻射熱を放射している、私たち人体ももちろん同じで、輻射熱を放射している、夏肥満の人が近くいに来るだけでも暑く感じるは輻射熱の影響です。
 この輻射熱が支配する温熱環境は、エアコンのように空気を暖めて人体と熱のやりとりをする環境でなく、例えれば、”縁側の日向ぼっこ”のような環境ということになろうか。
 縁側に差し込む日差しは、電磁波なので空気は暖めない(空気は地面などが暖められてその熱で暖まる)、が物体は暖める(冷やす場合もある)。

 この物体を暖めるが重要で、輻射熱が放射去れ、壁などにあたると熱に変換して、壁を暖める、暖められた壁は輻射熱を放射して人体を暖める。

 ”炭火で調理される焼き鳥のように、表面温度はさほどでもないが、中はじんわり火が通る、これが輻射の原理”と前真之東京大学大学院準教授は言う。

「冬季の温熱調査の分析結果1:考察その2 

「冬季の温熱調査の分析結果1:考察その2 
挿絵は二つとも{エコハウスうそ」:日経BP 前 真之著より抜粋


 輻射熱がコントロールされた温熱環境は、焼き鳥と同じく、体の芯まで暖まることになる。
 
 さて、前々回のブログ、「せがいの家Ⅱの冬季の温熱調査の分析結果1」で得られた体感と室内温度との関係のズレは、この輻射にあったのだ、熱容量の大きい土壁と薪ストーブが、輻射熱による温熱環境の住まいをつくり、室内空気温度はさほど高くなくても、快適に感じる環境をつくったと考えられる。


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