2021年11月15日

4:「つくり手」に愛がある家づくり その3  手塩三原則

4:「つくり手」に愛がある家づくり その3
                手塩三原則          11/15

縁側で日向ぼっこしている二人、何やら懐かしい光景……

ヨシコ
“久しぶりクニオさん! 立冬も過ぎてもう晩秋ですね、いかがお過ごしでした?”
クニオ
“つつがなく過ごしてましたよ!” 
縁側にふりそそぐ陽に目を細めながら 
“このところの小春日和には冬の気配が漂うね    ”
ヨシコ
“新茶をどうぞ……”
クニオ
“ありがとう  いただきます”


新茶の香りが二人を包む    ゆるりとした時間が過ぎる

4:「つくり手」に愛がある家づくり その3   手塩三原則

ヨシコ
“本題の手塩三原則を伺いましょうか”
クニオ
“建築は大工や左官、建具、板金などの職種の職人が関わるよね”
ヨシコ
”確かに、職人無くして家は建たない!”
クニオ
”職人が腕を競うなかで、すぐれた仕事や住まいが生まれてきました”
ヨシコ
“職人の技には、なぜか惹きつけられるわね”
クニオ
“でしょー、彼らの身のこなしや鮮やかな仕事を目の当たりにしたら、誰もが感激すると思うんだ”
ヨシコ
“確かに……でも最近そういう機会を目にすることができないわね”
クニオ
“今の家づくりには職人の技を発揮する場面が用意されていないからね……ちょっと過激な表現だけど、職人の目から見ると手抜き三原則の家づくりってことだと思います”
ヨシコ
“「時間かけない」「手間かけない」「手離れよい」家づくりってことかな”
クニオ
“そうです、効率重視の家づくりには、作り手の愛情が感じられない!”
ヨシコ
“「恋するように暮らしたい」ってキャッチコピーあったけど、その前に愛情をこめてつくらないといけません”


クニオ
“僕らは、その愛情のあるつくり方を、手塩三原則と呼んでいるんだ”
・「時間がかかる」のではなく、じっくりと時間をかけ、入念な仕事をしたい。
・「手間がかかる」のではなく、真摯に丁寧に、ごまかしのない仕事をしたい。
・「手離れが悪い」のではなく、労力を掛け、納得のいく仕事をしたい。
ということなんです”
ヨシコ
”仕事を大切にしてるって姿勢が伝わってくるね。”

二服目をいただく二人

ヨシコ
“今回で「つくり手」に愛がある家づくりは終わりますが、次回のアナウンスありますか?”
クニオ
“次回は「現代版「結」でつくります」の話なんだけど、家づくりの楽しさが満喫できる、手塩三原則を実感できる話になると思います”
ヨシコ
“へェー  なんか面白そう!   期待しちゃいましょう!”

クニオ
“よい日和だ! …… ” 
 二服目はことのほか美味しく思えた。

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