2016年10月11日

「ローテク高感性」


「掛川から”土壁の出番”を叫ぶ」 リフォーム工事もやっと終盤を迎えた。

 本日(10月6日)、天井の砂漆喰による中塗りを行った、荒壁を塗ったのが9月11日だから、一ヶ月ぶりの左官工事の再会、待ち遠しく、じっと我慢の日々が続いた。

「ローテク高感性」
「ローテク高感性」
「ローテク高感性」

 建築主の我慢もピークを迎えての作業だけに、ほっと安堵の一日、夜のイラク戦もゆったりと観戦、しかし内容は、試合は喜びもつかの間のハラハラ、ジリジリの戦いでしたね。

 もちろん、建築主の我慢には多謝九拝です、ある意味、ほったらかしの現場でしたから、かなり怒れれましたが。

 荒壁塗った以降、天候不純、晴天はホンの僅かで、荒壁が乾かなかったのが原因。

 しかし、建材を使わない(石膏ボードや合板など、解体時に産廃となり地球と同化しないのでゴミになる=”未来に負の遺産を送れないよね”が使わない理由)為の施工方法も難題が多い。

 例えば”臭い”、例えば”乾燥待ち”、例えば”壁土の採取”、電話一本で直ちに手元に届く、無臭の、小綺麗に梱包された、養生期間のない建材と違い、電話一本だが、壁土搬入してから、藁スサ入れ捏ねてしばらく馴染ませる、塗っても一定期間の養生が必要などという材料を使える我慢強い人が何人いるのだろうか。

 ハウスメーカーなどの、ハイテクで高機能のを売りもににする住宅を「ハイテク高機能」と言うのにに対して、人の技がないとつくれない、素材の質感や見え方が人の感性に訴えかける、それを「ローテク高感性」のある住まいと言うらしい。



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