2012年08月30日

終の住処:座敷

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。


終の住処:座敷 

 ここ十数年、新築の住まいに和室がつくられない、あるいは、あっても部屋と言うよりインテリアを変化させるために畳敷きするなどで、和室という名の空間が随分と疎んじられてきたように思う。

 かつてあったように和室が連続し、障子や襖で仕切られた融通無碍で重層的に変化する空間を日常的に経験する機会が随分と減ってきた。

 和室を代表的な空間とする和風という美意識は、僕達が考えるよりずっと近い、座敷文化が花開いた江戸時代後期から明治の時代に確立したと言われている。

 つまり江戸時代後期から明治の時代にかけ、庶民の住まいにどんどんと畳が敷きこまれ、タタミノマである座敷と呼ばれる部屋が出現した。

 その後座敷は接客空間として非日常的な場所となり、さらに「真、行、草」で表現される様式美を伴っていく。 

「真、行、草」は元々は、書道の書体の類型を示す言葉であったが、やがて座敷や茶室の格式を示すようになり、そしてそれぞれ約束事や規範に縛られてきた。



 ところで、「終の住処」は和室を備えている、ここは床の間や仏壇置き場、神棚と言った座敷が備えるべき装置が備わっているが、施主が高齢者でもありリラックスできる佇まいを演出したいこともあり、様式的にはかなりくずした表情をしている。

 天井は”ヨシ”+竿縁で仕上げて室内にリラックスし雰囲気を醸しだし出しながら、一方では緊張感をもたらす効果を竿に期待したがどうだろう。

終の住処:座敷
終の住処:座敷

 壁が色土の撫でもの仕上げなので、天井とも合わせどんな雰囲気の和室になるか楽しみだ。σ(゚ー^*)


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