2012年04月11日
ゴミを出さない家づくり

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。
ゴミを出さない家づくり
福島第一原子力発電所の一号機の水素爆発は僕らに強烈な恐怖感を与えた。
一方原発のバックエンド、特に使用済み核燃料(核のゴミ)の保管は世代を越えて重くのしかかる。
核のゴミは
”映画100.000年後の安全(原発で使用した放射性廃棄物を棄てるゴミ捨て場についてのドキュメンタリー映画)”
で語られたように10万年という途方もない時間に渡って管理し続けなければならないのか、この数十年に享受した豊かのツケを、今後、いく世代にも渡り払わされるとすれば不条理な話だ。
建築界にとって、このゴミの問題は資源循環ともリンクする大きなテーマだ、核のゴミのように数千年かけて管理することはないが、少なからず地球資源の浪費と枯渇を引き起こす、あるいは環境破壊や健康被害をもたらす可能はある。
表は平成20年度と21年度の業種別産業廃棄物排出量のグラフ。


環境省産業廃棄物課
これを見ると、平成20年度の建設廃材の排出量は76.465t、平成21年度で73.640t、構成比は共に18.9%、1970年には建設廃材の排出量は14.3%、1985年に18.4%になって以来ずっと18~19%台を推移している。
例えば、石膏ボードや構造用合板は、1970年代・高度成長期頃から生産量は増大し、住宅の代表的な建材となっている。
問題は解体時に発生する建設廃材だ、特に、廃石膏ボードの発生量は2004年に約140万tで、2010年には40%アップの200万トン以上に急増すると予想されいる、が、その解体系系廃石膏ボードのリサイクル率が低いのが現状で、これらは、産業廃棄物としてゴミ化する。
今から120年ほど前、建物を壊す専門職の解体業ができ、道具屋と呼ばれる古建具や古材を扱う市場が形成された、元々大工の技術は部材の再利用を前提としていた、解体再利用とか部分部位の継ぎ木とか。
考えれば、少なくとも197年代前半は、まだまだ住宅は解体されてからも再利用されていて、解体廃材がゴミ化する割合が低かった。
その要因は再利用されやすい素材を使用していたこと、再利用することを前提とした技術体系が当たり前のように存在したことだろう。
時ノ寿・Standard・木組の家は、建設時から解体時までの過程で極力ゴミを出さない家づくりを標榜している。
Posted by pasarela at 20:45│Comments(0)
│●「時ノ寿木組の家」の海図