2023年03月22日

訪れ・おとずれ・音連れ

訪れ・おとずれ・音連れ  2023 3/21


さくらの開花予想が始まった、TVではすでに、上野公園の四年ぶりの花下遊楽の光景を伝えている。

クニオ
“春の訪れが聞こえてくるね!”
ヨシコ
“聞こえてくる?   ”

音から、何かが訪れる時は必ず音を伴うと言われている。

松岡正剛氏(*1)によると、昔、日本ではカミ(神)の到来やカミ(神)の気配を「おとずれ」と呼んだそうだ。
「おとずれ」は「音連れ」でもある、かすかだから、感じるか感じないかの微妙な気配であったそうな。
 カミ(神)だけでなく、人の訪問も足音、衣擦れなどの音を伴う。

ヨシコ
“ハーンそうなんだ  なるほどね、ジャー 近年の春の訪れはどんな音を伴ってやってくるのかな?”

“はっくしょん“

ヨシコ
“はっくしょん? くしゃみですか”
クニオ
“近年の春は、花粉とくしゃみを伴うね”
ヨシコ
“いやいや、なんとも品のないというか、かすかでもなく微妙でもなく うーん 春が泣いてるってか”
クニオ
“僕も泣いてます グスン!  (´•̥ ω •̥` )“


訪れ・おとずれ・音連れ
訪れ・おとずれ・音連れ
クニオ
“実は静岡市美術館で開催された「東海の美 駿河の旅」展(*2)に二人で足を運びましたね”
ヨシコ
“運びましたね そこで作者のスピリットをビビット感じる絵に出遇いました”
クニオ
“ほほー、かすかな音連れをキャッチしましたか!”
ヨシコ
“しました!”

 その音連れの作者は渡辺崋山(*3)である、崋山と掛川との浅からぬ関係を知ることとなった音連れの話題は次回に!
「渡辺崋山と松風老人」 ……を乞うご期待ください (ᅙゝᅙ)γー~

*1)花鳥風月の科学 松岡正剛 中公文庫
*2)「東海の美 駿河の旅」展  静岡市美術館 2/11~3/26
*3)渡辺 崋山(わたなべ かざん)
江戸時代後期の武士・画家(三河国田原藩士・家老)、17歳で谷文晁の門に入る、崋山の写実的な表現や遠近法は西洋画研究の成果であった、傑作鷹見泉石像では顔にも衣服にもうっすらではあるが陰影法が施され西洋画風の跡が見いだされる。
号の崋山ははじめ華山で、35歳ころ改めた。別号は全楽堂・寓画堂など。1839年に幕府によって罰せられた(蛮社の獄)
出典 日本美術全史 田中英道 講談社学術文庫

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