2020年10月09日
敷地地盤の耐力=支持力を見てみよう。
地盤を知るシリーズの最終回、今回は敷地地盤の耐力=支持力について考察してみよう。

図1
図1の試験データより
1)土質 地盤面より4.75mまで粘土層
2)試験荷重 全層 Wsw=1.0kN
3)1m当たりの半回転数Nsw
・基礎下〜2mではNsw=0の層があり、基礎直下ではNsw=188と最大値を1.25mの層で最小値20を記録している。
・2m〜5mではNsw=0の層もあるが、概ね20以上を記録している。
以上から、基礎下〜2m、2m〜5mともに25㎝貫入するに必要な回転数が=20以上の層が厚く存在するので、20から支持力を求めてみる。

図2
図2(長期許容支持力換算表)から地盤の支持力は60kN/m2と読み取れる。
支持力=60kN/m2は良好な地盤と言える。
しかし、地盤の場合は、たとえ支持力=60kN/m2と所定の数値以上だったしても、他の様々な地盤条件により補正することも必要であり、今回のケースでは、基礎下〜2mに自沈する層が50㎝の厚さで存在していて、この自沈層が支持力に対する影響の見極めかポイントとなる。

図3
図3 (自沈層の圧密沈下量の推定表)を見てみると、直線①(基礎下〜2m)は直線②(2m〜5m)より傾きが急であることが分かる、これは②の沈下量に比べは①の方がはるかに大きいことを示していて、①(基礎下〜2m)の範囲の自沈層の見極めがポイントと言える。
ここでは、自沈層が荷重Wsw=1.0kNで自沈するか否か、今回のケースの場合、自沈層が荷重Wsw=1kNでジンワリと自沈する層であることから、支持力は30kNはありそうだと推察できる。
以上から、基礎の設計の際は、直接基礎(地盤は改良しない)としながらも、自沈層の厚さを考慮して、基礎梁を格子状に入れるなどの補強を行った。
*1)地盤の許容応力度とは、地盤がどのくらいの荷重に耐えられるかの指標、地盤支持力が大きいほど、重い建物を支えることができる。

図1
図1の試験データより
1)土質 地盤面より4.75mまで粘土層
2)試験荷重 全層 Wsw=1.0kN
3)1m当たりの半回転数Nsw
・基礎下〜2mではNsw=0の層があり、基礎直下ではNsw=188と最大値を1.25mの層で最小値20を記録している。
・2m〜5mではNsw=0の層もあるが、概ね20以上を記録している。
以上から、基礎下〜2m、2m〜5mともに25㎝貫入するに必要な回転数が=20以上の層が厚く存在するので、20から支持力を求めてみる。

図2
図2(長期許容支持力換算表)から地盤の支持力は60kN/m2と読み取れる。
支持力=60kN/m2は良好な地盤と言える。
しかし、地盤の場合は、たとえ支持力=60kN/m2と所定の数値以上だったしても、他の様々な地盤条件により補正することも必要であり、今回のケースでは、基礎下〜2mに自沈する層が50㎝の厚さで存在していて、この自沈層が支持力に対する影響の見極めかポイントとなる。

図3
図3 (自沈層の圧密沈下量の推定表)を見てみると、直線①(基礎下〜2m)は直線②(2m〜5m)より傾きが急であることが分かる、これは②の沈下量に比べは①の方がはるかに大きいことを示していて、①(基礎下〜2m)の範囲の自沈層の見極めがポイントと言える。
ここでは、自沈層が荷重Wsw=1.0kNで自沈するか否か、今回のケースの場合、自沈層が荷重Wsw=1kNでジンワリと自沈する層であることから、支持力は30kNはありそうだと推察できる。
以上から、基礎の設計の際は、直接基礎(地盤は改良しない)としながらも、自沈層の厚さを考慮して、基礎梁を格子状に入れるなどの補強を行った。
*1)地盤の許容応力度とは、地盤がどのくらいの荷重に耐えられるかの指標、地盤支持力が大きいほど、重い建物を支えることができる。