2012年06月18日
形あるモノは壊れる

NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案。
形あるモノは壊れる
形あるモノは壊れる
ただ。形あるモノが壊れると
記憶も消える。
第1講義で三澤文子氏が受講生に贈った言葉。
「タカチ」は「カタ」と「チ」に分けられ、「カタ」は武道や作法の「カタ」で様式と呼んでもいい。
「チ」は、神話学者村松武雄氏によれば、「チ」とは血、乳、風、霊などであって神以前の霊的な存在態、風はコチ(東風)、ハヤチ(疾風)のチ、霊はタチ(田霊)、ミズチ(水霊)の「チ」だという。
建築評論家の川添登氏は「チ」という言葉はエネルギーと言った生命の根元的なモノを指し示すのではないかと述べ、「カタ」に生命を付加した時、それは「カタチ」になるのだろうと推測している。
そして、あらゆる条件を生かして、「カタチ」をつくることのできる数多くの「カタ」を我々の祖先は生み出してきた。
戦後我々は住まいとう「カタチ」を数多くつくりだした、でもその「カタチ」には「チ」を込めることを忘れてしまったのだろう、20~30年であっさりと壊し造り変えることを繰り返してきた、そこでは、壊れて消えていく「カタチ」を惜しむ気持ちも、消えゆく「カタチ」の記憶もアッサリと捨て、より新しく、より便利に、モア・アンド・モアというかけ声と共に。
今、「カタチ」あるモノに、再度「チ」を注入し、住まいを再生しようという活動が始まっている。
住宅医スクールにて。
Posted by pasarela at 16:47│Comments(0)
│●住宅医というスペシャリスト