EXP-Jで繋ぐ安全

pasarela

2018年10月27日 11:42

 EXP-J(エキスパンションジョイント)とは伸び縮みする継ぎ手のこと、建物の規模が大きかったり、複雑な形態などの場合、隙間を挟んで複数の建物に分けて設計するのが一般的です。

 建物を分割する理由は、シンプルな形態、扱いやすい大きさにして、地震や地盤沈下などによる建物への不規則で想定外のダメージを抑えることを目的としています。

 だから住宅の場合は馴染みが薄い。

 我々の増築に対するクライテリア(設計原則)は、よほど小さい(10m2以下)の場合以外は、EXP-Jを介して設計します。

 
 下図は現在工事中の住宅の既存と増築の取り合い部分、隙間は地震時などに互いの建物の水平変形量が最大時にあってもぶつからないように想定しています。

 


既存外壁の立ち上がりは増築の屋根とは繋がっていない。


 今回の増築は、減築部分に増築したので不同沈下は想定せず基礎は一体で施工した。



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