せがいの家Ⅲ(S邸) 基本計画

pasarela

2012年12月03日 18:44

せがいの家Ⅲ(S邸) 基本計画 

 基本計画(+事業費概算書)もできあがり2日に、ご家族に基本計画の説明を行った。

 掛川市周辺はどこも地盤が悪く、予算上地盤改良の費用がよけいにかかる場合が多い、今回も同様に地盤改良が必要だった、予想はしていたがそのことを告げると”えー!”と驚きがっかりした表情とあきらめの表情が交差する。
 しばらく地盤改良の予算書を見つめたあと、気を取り直して”しょうがないですよね”と納得する。





 まー概算金額を目の当たりにしたとき、誰もが”そんなー”という表情をする、これまでの夢と希望があふれた世界から現実に引き戻された瞬間であり、家づくりの通過儀礼でもある。






 今回も予算オーバーになった。

 基本計画の説明時は、予算上いくつかの点で修正を迫られ、中止や使用の変更を行うが、住まい手があきらめる事柄もあるが、こちらの提案もいくつか変更と中止を余儀なくされ、一抹の寂しさを味合う時となる。

 この時、当初のコンセプトやデザインの趣旨を変えないようにコストダウンを提案するのが設計者の腕の見せ所。
NPO法人時ノ寿の森クラブと協働した山から始まる家づくりの提案

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