住宅医 ボチボチ始める家づくり学校

pasarela

2017年06月24日 19:34

住宅医 ボチボチ始める家づくり学校
        企画の背景その2

 戦後70年、規模の経済・モノに溢れる社会を覆う美意識は、新しいモノに価値を求めることだった、その結果二つの美意識を人々に根付かせた気がする
 消費は美徳
       新しい=綺麗=美しいという風に混同してしまう。


                                        ことの二つだ。

 新しいモノに価値があるという美意識は消費を劇的に変えた、だって、世の中にはちょっとしたモデルチェンジや様々な新機能を付加した商品が溢れ、消費美意識を刺激し、”新しいモノは手にれる”とい消費行動が組み込まれた僕らは、消費し続けることになる。

 一方、新しい=綺麗=美しいという美意識は、モノを短命にした。

例えば住宅、住宅で使われる建材は、石油由来の無機質で表情が変わらない材料が多い、確かに最初はピカピカ・ツルツルで綺麗ではあるが、時と共に劣化し汚くなっていく。

 汚く、よそよそしい表情は”愛おしい”という感情からほど遠く、手入れをして新たな命を芽吹かせようという感情より、どちらかというと飽きを招きやすく、解体→新築というプロセスをとる、結果短命になる。


 さて本題、”「新しく建てる」から、「今ある住まいを何とかしよう」へ”の呼びかけは、”住宅に関して少し意識を変えませんか、違う角度から暮らしを考えませんか”=「フローからストック時代」の方向としては、すでに存在する住まいを、財産として活用し、魅力的に再生していきませんか!という問いかけでもある。

 日本で既存改修とか中古住宅と言うと、何らかの事情で「新築の家が建てられない人が選択する」というイメージですが、そんな意識を変えていきましょう。

 もちろん「新しく建てる」ことをやめろといっているのではありません、長年続いた新築信仰を、一端脇に置いて「資産になる住まい」を手にいれる工夫を、ボチボチ勉強しましょうという試みです。

 別に急ぐ必要なし、ボチボチ勉強したいって人きてほしいね。

地元の山から始まる家づくりを考える連続ツアー第6弾
住宅医 ボチボチ始める家づくり学校
 「新しく建てる」から、
    「今ある住まいを何とかしよう」へ
 
 
 場所 時ノ寿の森(掛川市倉真) 
 日時 2017年7月23日(日曜日) 10:00~14:30 
 募集   5家族・個人
 参加費 1,000円/一家族・個人  COFFE+スイーツ付き
 参加申込み 掛川の風景をつくる会 事務局
    清水建築工房一級建築士事務所(清水)
     TEL/fax 0537-27-0576 携帯 090-6070-1091
    e-mail info@shimizu-arc.jp/
 昼食  各自でご用意ください。 

当日スケジュール
10:00     時ノ寿多目的広場集合
10:30 ~12:00 住宅医 ぼちぼち始める家づくり
  *午前の部終了・解散
  12:00~    昼食 ・昼寝・川遊び・森散策など、
          時ノ寿の森を楽しんください。
 *午後も参加される方のスケジュール
13:00 ~14:00 ファイナンシャルプランナーにより資金計画
  14:00~14:30 地域型住宅グリーン事業などの
           補助金・助成金制度説明
  終了後 時ノ寿の森で森遊び楽しんでください。
 
場所 時ノ寿の森(掛川市倉真) 





 
次回へ続く

関連記事