2018年07月10日

資産になる家をつくろう! その2

「土地は資産、住宅は?」

 土地は何十年経過しても価格は大幅に変化しない、価値が維持されるから資産価値があるということになる、さらに売買にも消費税も課税されない。

 では住宅は……住宅は建築時には消費税がかかり、且つ竣工後には固定資産税が課税される。
 そもそも消費税とは、物の販売やサービスの提供など取引(消費)に対して課される国税・地方税、とすると、住宅は、消費税の仕組みからは消費財扱い、資産税の観点から観ると資産扱いになっている、住宅は二重課税されている訳だ。

                 税金は取りやすい処からとる  泣けるね!    

 一般的に木造住宅の法定耐用年数は22年として減価償却される、税法に則った耐用年数で、もちろん、まだまだ使用可能な住まいがほとんどだ、それなのに、22年で減価償却され、ほとんど価値が”0”になってしまう。
 参考に日米の住宅投資額累計と住宅資産額の比較図を上げておく
資産になる家をつくろう! その2


なぜ!
  国・不動産・住宅業界・金融界が守旧的な慣習に固執していて、その慣習が既得権益で彼らにとってとても都合が良いから、裏返せば、我々国民に取っては不都合な真実になる。
 
下図は、国・不動産・住宅業界・金融界のその都合の良い構造を表した図だ。 
図中の不動産会社は不動産・住宅業界とした方が分かり易いだろう。
資産になる家をつくろう! その2

都合の良い構造…国・不動産・住宅業界・金融界国の三位一体構造
■国にとって消費税と固定資産税の2重取りできる消費財としての住宅は都合がよい、さらに、住宅は消費財としての観点と、住宅産業裾のが  広いと云う理由で、景気浮揚の一環として利用してきた…大型の消費財としてこれまでもたびたび!
■動産・住宅業界にとっては、新築住宅を売り続けないと失速してしまうので、やめられない上、あまり長寿命でも困る。
■金融界に取っては、個人への貸し付けは焦げ付かないので貸したがる、なおかつ、日本の銀行員は専門性が低いので、肩書きや年収で 
 審査する住宅ローンは都合が良い。…住宅ローンは銀行にとって美味しい商品。

 そんなわけで、国・不動産・住宅業界・金融界国の三位一体構造を打破する事は大事業となる。
 このような現状で、資産のある住まいをつくろうなって、ちゃんチャラ可笑しい?
と云われる方も多いと思いますが、耳を傾けていただくと、新しい世界が開けるかもしれませんよ。

■ボチボチは始める家づくり学校 2

 2018年度のボチボチは始める家づくり学校は、価値を消失しない住宅のつくりかたを考えるです、住まいづくりに役立てましょう。
 参加者募集中
資産になる家をつくろう! その2

□日時 2018年8月11日(土)・26日(日) 10:00~14:00 
場所 20世紀の丘公園(たまりーな)戸塚ぶどう園
募集   5家族・個人   参加費 1,000円/一家族・個人 /Coffee付
参加申込み 掛川の風景をつくる会  清水建築工房一級建築士事務所(清水)

     TEL/fax 0537-27-0576 携帯 090-6070-1091
    e-mail info@shimizu-arc.jp
     掛川の風景をつくる会FBページ より
昼食  各自でご用意ください。
□当日スケジュール
9:30~10:00 「たまりーな」にて受付け
10:00~10:45 「資産になる家をつくろう!Ⅰ」     
10:45 ~11:00     休憩 
11:00~11:30 「資産になる家をつくろう!Ⅱ」
       地域型住宅グリーン事業などの補助金・助成金制度説明
11:30~12:30 昼食 (20世紀の丘休息室)
12:30 ~13:00 戸塚ぶどう園まで移動
13:00~    戸塚ぶどう園にて無農薬の「ぶどう狩り」
            (1、500円分の「ぶどう」のお土産付き)
         自由解散 
戸塚ぶどう園では、30年ほど無農薬のぶどうつくりに挑戦してきましたが
この2~3年は無農薬でも美味しいぶどうを実らせることができるような
    なりました。
    園主から農薬漬けの日本の農業の現状のお話しを伺いながら、美味しいぶどう を堪能しませんか。


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