2017年06月11日

「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”

「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”

「山から始まる家づくり」シリーズ第5弾は、「竈作りと竈でご飯を炊いて食べよう」体験です。
前回の「山始まる家づくりツアーの第4弾」は
 竹小舞い掻き+土壁塗りの体験を通じて、近年馴染みが薄い土壁の家に付いて、土壁の良いところをあれこれ上げて、”土壁の家を増やそう”を叫んでみた。
「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”

 第5弾は、前回に続き、土で作る竈の体験イベントを通じて、土壁の家に関心を持ってもらおうという企画。

 竈には土を突き固めたものと石積みの竈がある、どちらかというと土の竈のほうが古いらしい、地域により”かまど””ヘッツイ””くど”と呼ばれていて、絵巻物にも描かれている。
「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”
「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”
「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”



 竈は南向きに作られるものと決まっていて、土間の入り口の方を向いていて、ヘッツイやさんに頼んで作っていもらったそうだ。

 我々の食の良き友だった竈は、台所の近代化とともに姿を消してしまったが、コンパクトに持ち運び可能なヘッツイとして再登場している。
 「山から始まる家づくり」その五・ ”竈でご飯を炊こう”

 土壁は、防火性、遮音性、蓄熱性、吸放湿性、空気質、展伸性、可塑性など、建築関係者が後生大事にする建材なんぞ、足下にも及ばないほど優れた性質を持っている。
 今は評価の低い土壁ですが、時間と共に味わい深く変化していく材料の代表格である土、木材の無垢板とともに再評価される時が来ていると思っているがどうだろう。

 そんな訳で6月25日(日)、”竈作り+竈でご飯を炊く+竈を囲んでご飯を食べる”体験会を開催します。
6月は五月雨の季節、うっとおしい時期ですが、一方大地を潤し、草木のとっては恵みの雨でもありますね。
 そんなわけで、時ノ寿の森で、皆さんお待ちしています。


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